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Elizabeth: The Golden Age

年に五〇本くらい劇場で観てると、ンもう、待ちきれない~! という作品はさほどない。のだが、これは、そんな数少ない超期待高作品だった。なにしろ前作が素晴らしかったうえに公開前のトレーラーが上出来だった。ケイト・ブランチェットの甲冑姿に、もう、萌えまくり! だが、残念なことにそれだけの作品で終わってました。蓋を開ければ≪中世ファッションショウ≫でした。

これは、きっと期待しすぎたのが悪かったんだよね。とは、思います。期待せずに観れば、それなりに面白かったかもしれない。まず、ヘレン・ミレンの完璧なエリザベス http://www.hbo.com/films/elizabeth/index.html を観たあとですら、ブランチェットの演技は鳥肌もの。それに前作ではメアリ女王を演じたキャシー・バークが出色だったが、今回もサマンサ・モートンのメアリ・スチュアート(斬首シーンが美しい!しかし執行人は三人いなきゃダメ)という収穫があったし。こまごまと見所は多い。でもね、演出がどうにもこうにも「粗筋」なんだよね。二時間半くらいは覚悟してたら、二時間足らずだったしね。無駄に饒舌でないのはいいけれど、あまりにも物足りない。

だいたいさ、エリザベス女王の後半生をやるっつったら、アルメイダの戦場演説(これが件の甲冑シーン)とともに英国議会での 'There is no jewel, be it of never so high a price, which I set before this jewel; I mean your love.' というGolden Speechを普通は期待しちゃうじゃない。ブランチェットなら見事にやるだろうとも思っていたし。ところが、これがないんだもん! ひょっとして、それを核にしてパート3を作るつもりか?

あ、『カリブの海賊3』みたいに、観にいかないってことはないだろうけどさあ……。

これは、余談だけど、こちらでの前作映画公開時に小池修一郎センセイとお喋りしてたとき、「ねえねえ、こっちのエリザもヅカでやろうよ! 映画、すごいよかったよ。花總まりでやろうよおお!」という儂に、彼は「ダメダメ。日本人はエリザベス女王嫌いだもん。メアリ・スチュアートのほうがキャラ的にぜーんぜんウケる」と頭ごなし。そうなの? やっぱ、あまりにも強すぎる? 花總が白塗りで「ワタクシはこの国と結婚いたします!」とミエを切るシーン、観たかったなあ。ベルばらの「じょーおーなのーですーからー」に匹敵する名シーンになったと思うのだが。

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